実はストレスという言葉は非常に広い意味で使われています。日常のちょっとしたイライラから、深刻な精神病に関わるものまでひとくくりにしてストレスとよばれています。これは同時に、ストレスの定義をとても曖昧にしているのです。

ストレスの原因になるものは様々です。たとえば環境的なものであれば、暑さや寒さなど天気に関するものからくることがあります。肉体的には病気や怪我がストレスの原因になります。他にも不規則な生活からくる睡眠不足が原因の場合もあります。

社会人であれば人間関係職場や家庭の人間関係からくるストレスも多いと思います。上司とそりがあわない、家庭で配偶者とけんかが絶えないなど、人によっていろいろです。

こうしてみると、私たちの生活はストレスであふれているといっても過言ではありません。肉体的ストレスや不規則な生活からくるストレスであれば、自分の生活習慣を見直せば改善される見込みが高いので、たいしたことはないと思われます。

ネットでストレスを検索すると、ストレスをためない方法や、リラクゼーションの情報が数え切れないほど出てきています。ネットショップを覗けば、アロマテラピーなどの癒しグッズや、サプリメントが目白押しです。それだけ、ストレスに悩まされている人が多いということなのでしょう。

アロマやエステで解消できる程度でストレスが解消できるなら、それは歓迎すべきことです。しかし、それでは解決できないストレスも多くあります。

特に、職場や学校などの人間関係のストレスは難しいものがあります。自分ひとりで解決できることが少ないからです。ストレスがたまると、体によくない影響が出るのは、誰もがよく知るところです。

最初のうちはガマンすれば大丈夫かもしれませんが、塵もつもればの言葉通り、たまっていけば心身に不調をきたします。ひどいときは、自律神経失調症などの病気になったり、ひどいときはうつを発症してしまう場合もあります。

こうなる前に何かうつ手はないのでしょうか?ストレスをすっかりなくすことは無理でも、生活に支障のないていどに押さえることはできないものでしょうか?

それが、あるかもしれないのです。実は、最近の研究で、ストレスには今まで知られていなかった別の顔があることが報告されているのです。それは、『ストレスは有益になることもある』というものです。

おどろきましたか?ストレスが何かの役にたつことがあるなんて、にわかには信じがたいことです。でも、本当に海外の大学の研究でそのような研究結果が続々と報告されています。

一体、ストレスのどんな部分が役に立つというのでしょうか?ここで、一つ前置きしておきますが、それは『ストレスのすべてが役に立つ』ということではないということです。『ストレスは役にたつこともある』ということです。

また、ストレスも、それほど問題にならない小さなものもあるります。そういったものは、役に立つ、たたないと大げさに考える必要はないでしょう。しかし、大きなストレスを感じても、それが有益であれば、活用する方法を知っておいて損はありません。